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2009年7月

2009年7月26日 (日)

ちゅん

小二の息子が夏休みの宿題で作文を書いたんです。

すずめに関する作文です。

息子が中一の娘の迎えに行く奥さんについて中学校に行った時、たまたまガラスに激突して気を失っていたすずめを発見したそうです。そのままにしておいたら猫に食べられてしまうと考えた息子は、すずめを保護すべく、拾い上げて心臓マッサージ(本人曰く)をしたそうです。すずめは気を取り戻しましたが、激突の衝撃が大きかったのか、すぐには飛び立てなかったらしく、猫などに食べられないように我が家のベランダに放ちました。息子はそのすずめに「ちゅん」という名前をつけました。「ちゅん」は体力を消耗していたのか、それとも怪我をしたのか、すぐには飛び立ちませんでした。

飛んで行かない「ちゅん」に息子はご飯粒を餌としてあげました。「ちゅん」はそれを食べて少しずつ体力を回復させていたのでしょう。少しずつ飛び上がれる高さが増していったそうです。そして・・・

先日書いた通り、息子は日光に旅行に行った際にウグイス笛を購入しました。最初はウグイス笛を売っているおじさんのかたわらでおとなしく座っている猫に興味があって近づいたのだと思いますが、笛を購入した直後、「家に帰ったらちゅんとこの笛で遊ぶんだ」と、興味の対象が「ちゅん」に向いたような発言をしていました。

旅行から帰った夜、息子は真っ先にベランダへ「ちゅん」を見に行きました。

結論から言うと「ちゅん」はもういなくなっていました。恐らく体力も体調も復活したので飛び立ったのでしょう。戻ってきた息子はうれしそうに「ちゅんは元気になって飛んでったよ!」と言っていましたが・・・

息子は「ちゅん」との出会いから別れまでを夏休みの宿題の作文の題材として選びました。

タイトルといい書き始めといい、親の僕が言うのもなんですが、かなり作品に引き込まれるような書き出しでした。

そして・・・

息子は作文を書きながら、別れのシーンを書く段にになって泣き出してしまったそうです。

本人にしてみれば「ちゅん」は、はじめはそんなに特別なキャラでは無かったのでしょう。

しかし、ウグイス笛で遊ぼう、と思いながら帰宅した後、「ちゅん」がいなくなった、その時の気持ちを思いだしたんだと思います。別にかごに入れておいた訳でもなく、飼っていた訳でもなく、元気になるまで一時的にベランダを開放してあげただけなのに、息子はきっと「ちゅん」はずっといてくれるものと思っていたんでしょう。

号泣でした。別れの辛さを経験したんだと思います。その優しい気持ちをいつまでも持ち続けてもらいたいな、と僕も思いました。

息子はその後も「ちゅんの夢を見られるようにこれ書いたんだ」と、夢の中で「ちゅん」と再会したことなどを書いた紙を枕の下に置いて寝ていました。また、「ちゅんはまた会いにきてくれるかなぁ」などと、現実の世界でも「ちゅん」との再会を楽しみにしているようです。

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2009年7月24日 (金)

猫って...

だいぶ更新をサボってしまいました。もっとも、今のところアクセスはほとんど無いに等しいのであまり問題ないですね。いや、更新をサボってるからアクセスが無いんだって!と、ひとりボケツッコミは置いといて...今回は長文ですよ!!

我が家には数匹の猫が住みついています。二匹はペットと公認しています。もう一匹は猫もまだ完全に心を開いてくれていないのでこちらもつかず離れずな関係を保っています。それ以外の猫は基本的に我が家に住みつかれては困るので、申し訳ないけど見かけると追い払っています。

で、ペット公認のうちの一匹の話なのですが...

その猫は去年の、確か春先だったと思いますが、その頃に生まれた猫です。我が家に住みつかれては困る猫が産んだ三匹のうちの一匹です。他の2匹は可愛い盛りに死んでしまいました。我が家ではその猫を「コチビ」と呼んでいます。大変人なつっこい猫で、ほとんど我が家の庭でごろごろしています。

その「コチビ」のお腹がだんだん大きくなってきました。まだ生まれて一年余り。ちょっと早くない?と思いながらも、それが自然なんだ、と納得しました。そして最近ついに出産。猫たちのために庭先に置いておいた箱の中で四匹の子猫を出産しました。その数週間前に、「コチビ」を生んだ猫がまた子猫を生んでいたのですが、やはり可愛い盛りに数匹が死んでいました。「コチビ」の子猫たちは欲しいという人がおり、ある程度大きくなったら差し上げてかわいがってもらおうと思っていましたので「コチビ」の子猫たちには注意していました。

出産から3~4日後のある朝、一匹が箱から出て雨に打たれてぐったりしていました。

「早速死んじゃった?」と思いましたが、呼吸しています。急いでタオルで水気を拭き取り、箱に戻しました。しばらくして箱を除いてみると、何とかお乳を飲んでいるようでしたので、ほっと一安心。

それからさらに数日後、仕事中に家からメールがありました。子猫が大変なことになっているとの事。どう大変なのか聞いてみると、二匹死んでると。一匹は首がない。もう一匹は足だけ残して他がない。何かに食べられてしまったらしいのです。しかし他の二匹は無事のようです。死骸の片付けをしなくちゃ、と重い気持ちで帰宅しました。死んだ猫たちを埋めに行くのは僕の担当ですから。それでもすぐには手を付けられず、夕食後、意を決して箱を除いてみると、首なしの死骸も、ちぎれた足もありません。ただそこには血の跡と二匹の子猫たちだけが・・・心なしかその晩の「コチビ」は寂しげに見えました。普段なら鳴きながら足元に擦り寄ってくるのですが、声も立てずじっとしていました。

「コチビ」には悪いけど、とりあえず惨劇の跡を目にすることなく済んだ僕はほっとしました。

それから数日間、残りの子猫たちが何者かに食べられないように注意していましたが、ある朝気づくと子猫は一匹になっていました。そして箱の中のタオル(惨劇の後、それまでのタオルは捨てて、新しいタオルを敷いてあげたのですが)にも血痕が!!また食べられた!!!今回は中途半端に部位を残していないだけマシですが、正直ショックです。

ついに一匹になってしまった子猫。

「コチビ」は餌の時以外箱の中で子猫の世話をしているようです。しかしほとんど「コチビ」が箱の中にいるのに一体何が子猫を食べたんだろう?うちの奥さんがネットで調べました。その結果わかったことは、親猫が子猫を食べてしまうことがあるということ。ひょっとしたら「コチビ」が自分の子猫たちを食べてしまったのでは!?

その数日後。「コチビ」が妙な鳴き声で鳴いています。普段聞かないような鳴き声です。まさか、と思い箱を覗くと子猫を咥えた「コチビ」が!!やっぱりお前が食べてたのか!!!しかしそれは噛み付いているというよりは親猫が子猫を運ぶ時の、まさに「咥える」という感じです。我々の姿を見つけた「コチビ」は餌をねだりに駆け寄ってきました。そこで奥さんが「コチビ」を捕まえている間に僕が箱の中を確認すると、昨日は箱から脱走せんばかりに元気だった残りの一匹が既に息絶えていました。「コチビ」は子どもが死んでしまったために普段聞かないような鳴き声を出していたようでした。もし「コチビ」が子猫を食べていたとしたらこの子猫もたべられてしまう、そう思った僕たちは、子猫が食べられる前に埋めてしまうことにしました。奥さんが餌で「コチビ」を釣っている間に僕が子猫を埋めてきました。

「コチビ」の子猫たちはこうして一匹もいなくなってしまいました。箱も処分してしまいました。しばらくの間「コチビ」は箱のあった辺りをうろうろしていました。恐らく子猫を探していたのでしょう。でも数日のうちに忘れてしまったのか、今では何事も無かったように餌をねだり、庭でごろごろしています。息子を迎えに来る登校班の子どもたちも毎朝箱の中を覗いていましたが、最後の一匹がいなくなってからはそんな光景も見られなくなりました。

先日の三連休に日光東照宮へ旅行に行きました。竹で作ったウグイスの笛を売っているおじさんと話をする期会がありました。おじさんのそばに、我が家でペット認定しているもう一匹の「クロ」そっくりの黒猫が座っていたので、猫の話になったのですが、その黒猫はメスで(我が家の「クロ」はオス)、実は野良猫で、しかも最近子猫を生んだそうです。我が家の惨劇の話をすると、「猫はそういうことがありますよ」と言っていました。だからきっと死んでしまった子猫を「コチビ」は食べてしまったのでしょう。

猫って...でもそれも自然です。しかたないのですが、あの子猫たちが大きくなるのを楽しみにしていたのでなんともやるせないです。

今回はちょっと暗い話でしたが、ウグイスの笛にまつわるいい話(自分で言うか?)があります。それはまた次の機会に書きます。お楽しみに!

そうそう、そばかす先生のふしぎな学校は、中古で入手できました。大変程度がよいので、子どもたちには「これはパパの宝物だから触らないように」とのお達しを出しておきました。

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