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2013年2月12日 (火)

思い出がひとつ、カタチをなくしました

昔、学生の頃住んでいた街に行く機会がありました。

久しぶりに学生の頃住んでいたアパートに立ち寄ったところ、アパートの裏にあった杉林が、全て伐採されていて、すっきりしていました。

本来杉林には道などないのですが、学生の頃はよくその林を抜け、その先にあるジャスコまで買い物に行ったものです。普通の道を行くのと林を突っ切っていくのとでは倍半分の違いがありましたから。

当然のことながら街灯などありませんから、暗くなってからは通りませんでしたが(怖いからじゃないですよ。足元が本当に見えないからです)、夏場や時間の早い時は近道として利用していました。

すっかり木がなくなってしまい、さぞかし歩くのが楽になったと思いきや、フェンスで覆われてしまい、完全に遮断されています。もっともそれ以前にそのジャスコはだいぶ前に閉店してしまい、今では建物自体がありませんけど。

アパートの建屋は敷地の奥まったところにありましたから、敷地の入り口からは見えません。クルマを敷地に乗り入れると・・・

建屋もなくなっています。二棟あったアパートのうち、僕が住んでいた棟だけが取り壊されてしまったようです。

卒業後、何度かそこを訪れたことがあり、子供達にも「ここは昔パパが住んでいたアパートだよ。ほら二階の一番奥のあの部屋」などと見せてあげたこともありました。

確かに僕が住んでいたのはもうかれこれ25年位前のことです。さすがにだいぶ古くなって、恐らく新しい入居者も見込めないから、住人が全ていなくなったタイミングを見計らって解体したんだと思いますが、なんとも寂しいものです。もう一棟も住人が全ていなくなったら取り壊されてしまうんでしょうね。

このアパート、すごい偶然があったんです。

もう4、5年位前のことだと思います。

会社の後輩、確か歳が10歳以上離れていたと思いますが、そいつが会社を辞めることになり、送別会を開いた時のことです。

そいつの実家はその街にあったそうで、「オレも昔そこに住んでたんだよ」という話になりました。

そいつは小学生の頃、実家を立て替えたそうです。その間、一時的にアパート暮らしをしていたとのこと。その時に住んでいたのが、僕の住んでいた、まさにそのアパートだったそうです。しかも、そいつが住んでいた時期って僕が住んでいた時期とかぶっていたみたいなんです。

そいつが住んでいたのは、まだ残っている棟の方だったそうですが、思えば確かに小さな子供がいる家族が住んでいたような記憶があります。

「階段の下に赤いバイクが止まってなかった?それオレのバイクだよ」と言うと、「子供だったからそこまでは覚えていません」と言われてしまいましたが、そんな偶然ってあるんだ、しかもなんで送別会の時に分かるの!と思ったことを覚えています。

建物って永遠に建っていると錯覚してしまいますが、そんなことないんですね。

モノとしてのアパートはなくなってしまいましたが、そこで過ごした4年間の思いではしっかり心の中に焼き付いています。でもやっぱり寂しいです。

拡張された敷地には、とってもきれいな今時のアパートが一棟建っていました。

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